小話
佑露×まひる
風邪引きゆーろさん
ゆーろさんが風邪を引いた。
ゆーろさんは平気だと言っていたけど、熱もあるみたいだし朝からずっと寝込んでいる。
寝室に忍び込み、ベッドに近付く。移るから部屋に入るなと言われたけど、俺に移してでもゆーろさんを治したい。
「ゆーろさん、」
ベッドのすぐ横にひざまずき、ゆーろさんの頬に触れる。いつもより赤い顔。
顔を近付けてそっと口づける、と
「…こら」
ぱちりと目を開けたゆーろさんに肩を押し返される。
「ゆーろさん、」
「入るなって言ったろ」
ぐしゃぐしゃと頭を掻き乱され、胸がきゅうっとなった。
ああもうほんとゆーろさん好き。好きすぎて、ゆーろさんのためなら何でも出来る。
「風邪、俺に移してください」
「まひる」
「俺、馬鹿だし、もしかしたら、風邪引かないかもしれないし」
ゆーろさんに触ってもらえないのは困る。俺も触りたいし、何ならずっと触っていてほしい。
「そ、れに…俺、」
「ん?」
「ゆーろさんと、ちゅーしたい、っす」
恥ずかしいのを耐えながら、ゆーろさんの目をじっと見ながら言う。微笑んだゆーろさんは布団を上げて手招きした。
「じゃあおいで、まひる」
そろそろとベッドに上がり、ゆーろさんの隣に寝転ぶ。ぎゅうっと抱きしめられて、顔が緩む。
「ゆーろさん、」
「移っても文句言うなよ」
ゆうまひ
久しぶりのカプ。
ゆーろさん好き過ぎるまひる。
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まえつぎ
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