小話
逞×伊行
付き合ってる設定
逞さんと遊園地に来ている。
遊園地に行った事がないと言ったら、じゃあ行くかと言われ、今日来ている。
初遊園地に興奮していると、スタッフのお姉さんが近寄って来て、無料のお菓子をくれた。
そして一言、
「お父さんと遊びに来てくれたんだね、ありがとう。楽しんでいってね」
お姉さんはにこにこ笑って去って行く。中学生なのに、すごい子供扱いされてる気がする。
「お父さんか、悪くないな」
笑う逞さんを見て、頬を膨らませ不機嫌な顔をする。膨らませた頬を逞さんに指で刺された。
「どうした」
「…お父さんじゃ、ないのに」
お父さんとキスしたり、エッチな事したりしない。
そりゃあすごく歳離れてるけど、親子に間違えられるのは嫌だ。付き合ってるのに。
「そう機嫌悪くするなって。親子だったら、こうやって手繋げるだろ」
手を取られぎゅっと握られた。
「親子も悪くないだろ?」
笑った逞さんを見て思わず頷く。
確かにバレたらまずい関係で、親子だと思われた方が都合がいいのかも。
「じゃあ今日は、お父さんって呼んだ方がいい…?」
「なんか恥ずかしいな。…じゃあそうだな、今から家に帰るまでお父さんでいてもいいか?」
「うん」
今だけのお父さん。
ちょっと気恥ずかしかった。
たくあん
たくあん…、
このあと夜まで遊園地デート。
パレード見る時とか肩車したりしそう。ほのぼのカップル
.
まえつぎ
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