「スモーカー准将、お手紙でーす」 色気むんむんのボディ(半裸)で甲板に立つ私の上司、兼恋人。そんな彼のもとにお手紙が届きました。 「読め」 「"一度本部に戻れ"…ってコレ… げ、元帥の捺印入ってますよ!?」 「ちッ……」 「いやいやいや、舌打ちしてる場合じゃなくて!早く本部に行かないと!!」 元帥直々の命令だなんて、一刻も早く本部に向かわないと…!あ〜、私が手紙受け取ってよかった!この上司なら見なかったことにしかねない。 「一等兵、直ぐに針路変えて!三時の方向!」 「その必要はねぇ、」 「はあ!?」 必要大ありだっての!え、アナタ行かないおつもりですか?スモーカー、あなたその内まじでクビにされますよ?この人がクビになったら、部下の私もどっかの上司の下につくんだろうか?それなら多少ワイルドな心意気でも大将には逆らわない人がいいなあー!ああ、この上司の側にいたらいくつ命があっても足りない! 「スモーカー准将、今は麦藁追撃よりも」 「針路を変える必要はねぇ、っつってんだ。俺一人で行ってくる。」 「……へ?」 「この船動かすより一人で行ってきた方が早いからな。一ヶ月後には戻る」 「い、っかげつ…?」 ちょっと待て。一ヶ月も… 一ヶ月間もスモーカーがこの船にいないの? いやいや、一ヶ月なんてあっという間じゃない!第一、船動かすよりもこの人一人で行ってくれた方が楽に決まってんじゃん。しかもスモーカーが自分で行くって言ってるんだし。な、何一ヶ月で同様してんの!気を保て、少佐ヒロインちゃん! 「なんだ、寂しいのか?お前眉毛、八の字になってるぞ」 「はあ!?さ、寂しいわけないでしょ!しかも眉毛とか元からですけど!」 「まあ行ってくる。留守番、任せたぞ。」 「いえす、さー…」 逞しい体に"正義"の文字を背負った彼が、なんだか遠くに行ってしまいそうな気がした。まるで渡り鳥みたいに。 「ヒロインちゃん」 去る前に私の名前を呼んでくれるあなたの優しさに、私はなんでか期待してしまった。 「怪我、すんなよ」 嘘。本当に行っちゃうの?今までどこに行くにも連れてってくれたじゃない。一ヶ月…一ヶ月もスモーカーがいないなんて……そんなの 寂しすぎる! 「ねえ!」 振り返させるのもなんだけど、私は大声で彼を呼び止めた。彼の口元が心なしか、にやにやしている気がするのはこの際ムシ。 「……い、よ」 「聞こえねえなあ」 意地悪、意地悪、意地悪! こっちの気も知らないで… 「キス!……させてあげてもいーよって言ったの!」 「ククク…分かってる」 私はいつも彼に主導権を握られてしまう。 まあ、不満はないんだけど いってらっしゃいのキス (ヒロインちゃん!帰ったぞ!)(え、まだ二週間しか経ってないんですけど!)(……)(はいはい、おかえりスモーカー准将) ‐‐‐‐‐‐‐‐ スモーカーの笑い方 わかんない\(^o^)/ てか本部に行けばルフィに 会えちゃうねスモーカー(笑) ルフィがアラバスタ出てすぐ の話ってことにしといてください… 状況が分かりやすい文体 書けるようになりたいわあ… 20090506 [前へ][次へ] |