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不可解な熱
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肌が熱い。

息が上がって呼吸が苦しくて諒は目の前の身体にしがみついた。

すると大きな手の平が諒の後頭部を支え、ぎゅっと胸に抱き締める。

切なげに吐息を繰り返す諒に加賀谷もまた荒い息を吐いた。

「も・・・やぁ・・・。」

何度も昇りつめた身体が悲鳴を上げる。

もう無理だと懇願するのに、加賀谷は動きを止めようとはしない。

反対に諒をベッドに押さえつけ、最奥を抉る。

「ああっ・・・!」

快感の波が諒の中で渦巻き、ぐるぐると回る。

「まだだ・・・・、まだ全然足りない。」

いったいどれくらいの時間こうしているのだろう。

諒は朦朧とする頭で考えた。

「もっと熱くなれ・・・、俺のところまで昇ってこい・・・。」

きつい視線が諒を射抜く。

何に怒っているのかさえ諒にはよく分からない。

ただいつものように会社から引き摺るように加賀谷のマンションまで連れてこられ、そのままベッドへとなだれ込んだ。

普段なら甘い睦言を囁きながら優しく抱いてくれるのに、今日の加賀谷は酷く苛立って諒を攻める。

「加賀谷さ・・・、あっ・・・。ん・・・ふっ。」

喘ぐ諒の口を自分の唇で塞ぎ、柔らかな舌をゆるく噛む。

びくりと震える諒の背中を撫でながら昂ぶった自身を再度深く突きたてた。

「んっ・・・!も・・・駄目っ・・・・。」

潤滑剤と加賀谷が放ったもので諒の後ろからは雫が溢れ、加賀谷が動くたびに卑猥な音を立てる。

「名前を呼べよ・・・、俺の名を呼びながら、いけ・・・。」

情欲に濡れた眼がまるで縋るように諒を見つめ、懇願するような声で言う。

「は・・・っ、ん・・・誠人さ・・・。誠人さんっ・・・!」

加賀谷の名前を叫びながら果てた諒を繋ぎとめるようにきつく抱きしめ、加賀谷もまた諒の中で劣情を吐き出した。




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あきゅろす。
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