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会話
「君は、悪くない」
彼女が正しかったなんて誰も言えない。
キラが被害者だなんて誰も言えない。
誰かが悪いなんて誰にも裁く権利はない。
「君は、悪くない」
お前に言う権利があるのかと内側からの問い掛けをアスランは無視した。
彼女が悪くないというのも一つの真実だ。
「会いにいこう、キラに」
「え?」
「ミネルバはオーブに停泊してる」
言葉少ななアスランの声にブルーグレイの瞳がゆれた。
「許されるのかしら」
「…それは、誰も言えないだろう。それでも、俺はキラに君を会わせたい」

ゆっくりとアスランの真意を飲み込んで、彼女は花のように笑った。
「あなたって、やさしいのね」
その笑顔に久しくみてないキラの笑顔がよく似合う気がした。

END

本編折られた望みと新たなる出会いへ

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