学園☆ボンゴレ
学園☆ボンゴレ43.5(前編
正「…あれ…僕の靴がない…」
ツナ「…いじめの類のアレか?”下駄箱の中の靴がなくなってるーきゃー!”なアレか??」

アレです。盗難です。

リボ「そういや言い忘れてたんだが学園長が最近盗難多いから気ぃつけろって言ってたよ」
ツナ「そういうのはもっと早く言えアホ!早速被害出てんぞ!」
正「え?でも靴盗むってアホ臭くない?僕の靴欲しいの?え?」
リボ「正チャン、愛されてる☆」
正「ねぇ、ちょ、今それマジで憎い。黙れ。」
リボ「悪い。ごめん。すまん。落ち着け!!」
雲「えーじゃあそれって盗難なの?」
正「チッ…クソ泥棒め…」
ツナ「正一!?そんな怒るなよ!靴だろ!?財布よりかはマシだろ!?」
正「僕靴の中に1000円入れてたんだ」
ツナ「なんか隠し方が雑!古!!」
正「犯人見つけたら10000円代わりに頂こうっと♪」
ツナ「正一の腹の中が垣間見られた!!」
正「だって僕のお金と靴だよ?それくらい当然でしょう?」
ツナ「お………おう…」
正「後靴も買ってもらわなきゃなー」
ツナ「おい、リボーン(こそこそ」
リボ「なんだ?ツナ(こそこそ」
ツナ「犯人捜すぞ(こそこそ」
リボ「なんでだ?(こそこそ」
ツナ「正一が怖い。今なら間に合いそうだから犯人に同情して(こそこそ」
リボ「あぁ、なるへそ。じゃあしゃーねーからやるか(こそこそ」
雲「あ、面白そう。僕もやる(こそこそ」
骸「クフフー楽しそうなので僕もやります(こそこそ」
ツナ「面白がんな(こそこそ」
正「ん?どうしたんだい?綱吉君(にっこり」
ツナ「うふ、なんでそんなにご機嫌なの?」
正「いやー犯人も怖さ知らずだなぁと思ってv」
ツナ「正一、失礼を承知で言う。………黒い!!もう1回言う。…黒い!!」
正「ふふ、ありがとう」
ツナ「褒めてねぇ!!!!!」

―放課後―
ツナ「はい、っていうわけで犯人探そーか」
リボ「でもな、学園長の報告じゃ全然姿は見られてねぇぞ」
ツナ「ばーか鼻からあんなアホ爺に期待してねぇ」
リボ「うーん流石にかわいそうになるかなー」
雲「じゃあ情報なんて皆無じゃない」
骸「どうやって探すんです?」
ツナ「俺の情報網を甘く見るな。俺を誰だと思ってやがる?」
雲「鬼畜。」
骸「変人。」
リボ「アホ。」
ツナ「おー犯人の前にお前らをしばいてやる。そこに直れ貴様ら」
フウ「あっ、ツナ兄!いたー!!」
ツナ「ん?あぁ、よーフウ太ー久しぶり」
フウ「情報もって来たよ〜」
ツナ「ん、どんな感じ?」
フウ「えへへーさっぱりわかんない」
ツナ「お前意外とダメだったな」
フウ「嘘嘘ー」
ツナ「笑えねぇ嘘吐くな!?」
フウ「情報として”夜現れる”ってのと”移動が早い”って感じかな。僕もお手上げなんだよ、この犯人。前々から調べてんだけど全然正体がつかめない厄介な奴でさ」
ツナ「ふーん、ま、いいや。夜来るって分かってりゃ楽勝。」
フウ「うふふー後噂じゃ”人喰い”っても言われてるから気をつけてね?」
ツナ「………その情報いらなかったかなーっ」
リボ「ん?なんだそれ」
雲「見たことない顔だね」
骸「おやおやこれはこれは…」
フウ「久しぶりですー六道根暗さん」
骸「!?」
雲「ぷっ、根暗とかwww”むくろ”と”ねくら”あんまり似てないけどなんか語呂良いww」
リボ「骸と知り合いか。なんだ?じゃあそいつは黒曜の周辺の奴か?」
ツナ「生徒だ。阿呆。コイツはフウ太っつうんだ。情報が知りたかったらこいつに言えば大体知ってる。ランキングも出来るしこいつは中々良い奴だぜ」
フウ「まぁ情報はツナ兄にしか教えないけどねー」
ツナ「お、マジで?さんきゅー」
リボ「じゃあ今夜ここで張り込んでりゃ犯人捕まえられるっつーことか?」
ツナ「まぁそうなるな」
リボ「だが学校全体じゃあまりに範囲広すぎるぜ?」
ツナ「楽勝だ。それくらい頭ん中にちゃんと入ってる。今までの盗難の被害の物は?」
リボ「あ?っと…財布が1、靴が5、鞄が1、部のボール等が7、だ。殆どが1階のものだ。後2階でも2,3回ほど」
ツナ「………予想外に盗まれてんな。お前それもう被害届出せるレベルだぜ?」
リボ「また不可解なことにそれらの殆どが次の日には戻ってきてるんだ。きったなくなってな。戻ってきてるから被害とも言えねぇ。財布だって中身は変わらず、外側がぼろぼろになって元の場所に戻されてた。中身がないならまだしも汚くなったからって被害届は出すにもいかねぇ。ただこういうことがあった、とだけ報告はしてたらしいがな」
ツナ「ふーん、そう」
雲「へー僕さ、殆ど犯人分かったけどネタばらしして良い?」
骸「確かに…結構あっさりわかる犯人ですね」
リボ「えっ、お前らもう分かったわけ?」
雲「僕らの頭脳甘く見ないでよね」
ツナ「まぁちょっと考えりゃ分かるこった」
フウ「ふふー(ニコニコ」
ツナ「フウ太?どうした?」
フウ「ううん?別にー。じゃ、僕はこれで」
ツナ「おーごくろーさん」
リボ「………あれ、なんかおかしくねぇ?」
ツナ「フウ太犯人分かってんな」
雲「ん?じゃあなんでそれを僕らに言わないの?」
骸「僕らが解く様を見て楽しみたいのでしょう。そしてどう捕まえるかも。さて、どうやって捕まえますか?これは骨が折れますよ」
ツナ「つーかさ、今思ったけど」
雲「ん?」
ツナ「明日物が戻ってくるなら犯人捕まえなくたってよくね?」
骸「まぁねぇ…捕まえた方が入江は怒りそうですしねぇ…」
雲・リボ「…………………あれ、さっきまでのやる気は?」
ツナ「あ?いや捕まえるよ?そりゃ捕まえますとも。でもね、もし捕まえて正一が犯人の顔見たらきっと暴れるぜ?」
リボ「…………………………」
骸「それよりかは犯人放置で次の日帰ってくるのを待った方が賢くないですか?」
雲「…………………………」
ツナ「まぁきったない靴を見てまたキレそうだけどなー」
雲・リボ「いいから!もう犯人見つけてお縄にしなくたっていいから!とりあえず捕まえよう!正一には会わせない様にして捕まえよう!絶対また被害出るって!な!?やろう!?せめて前編って分けられたんだから!後編もやんなくちゃ!何!?犯人明かさずにいつものノリで暴れるの!?それほどイライラすることはないよ!!せめて完結させよう!事件編!!」
ツナ「ハイハイ。え、ていうか事件編とかあるんだ」
骸「分かってますよ。捕まえますって」
          -後編に続く-
なんちゃって事件編(前編)
なんとなくの2部完結。

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