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のばら母さん
※『皇帝で遊んでみよう』の続きです。








フリオ「お前達、今までどこに行ってたんだ」

バッツ「あ、お母さんただいま〜」

フリオ「……お母さん?」

ティーダ「お母さん夕飯まだ?俺腹減ったっスよ」

フリオ「いやちょっと待て、なんで俺がお前達のお母さんになってるんだ」

ティーダ「だってウボァ‥じゃなかった、皇帝が」

フリオ「なっ、アイツまたティーダ達に変なこと吹き込んだのか…!!」

ティーダ「(‥嘘は言ってないっスよね?)」

バッツ「(まぁ、そうだな)」

フリオ「いいか二人とも!今度から皇帝に会ったら相手にしないですぐに逃げてくるんだぞ!」

バッツ&ティーダ「「はぁーい」」

フリオ「それからお菓子もらってもついて行っちゃダメだからな!」

バッツ&ティーダ「「はぁーい」」

クラ「……何やってるんだお前達」

バッツ「お、クラウドじゃん!今日も相変わらず暗い顔してんな」

クラ「ほっといてくれ」

フリオ「そうだ、クラウドも皇帝には気をつけたほうがいい」

クラ「皇帝?アイツがどうかしたのか」

フリオ「俺だけならまだしもどうやらティーダ達まで誑かしているらしい。仲間に手を出すなんて許せん…!」

クラ「フリオニール、顔が恐いぞ」

バッツ「俺達この近くで偶然皇帝に会ったんだ」

ティーダ「セフィロスにも会ったっスよ」

クラ「あぁ‥俺もさっきそこで奴に会った。唐突にお前の仲間は面白いなと言われたから一瞬何のことかと思ったが、やはりお前達のことか」

バッツ「俺たち英雄に褒められちゃったなティーダ」

ティーダ「照れるっスね」

クラ「あれは褒めてると言うのか…?」

フリオ「そういえば他には皇帝に何か言われなかったか?」

ティーダ「特には何も言われてないっスよ」

フリオ「そうか‥それなら良かった」

バッツ「あ、そういえばフリオニールの伝言を皇帝に伝えといたから」

フリオ「奴に伝言…?そんなの頼んでたか?」

ティーダ「伝言ってあれっスよね。皇帝死ねばいいのにってヤツ」

フリオ「……全く身に覚えがないんだが‥、本当に俺がそう言ったのかバッツ」

バッツ「うん、寝言で」

クラ「寝言を伝言してどうする」

バッツ「寝言で言ってるってことはそれが深層心理の本音なのかなと思ってさ。じゃあ本人に伝えてあげようかと」

クラ「……お前のそれは天然なのか?それともワザとか?」

バッツ「え、何が?」

クラ「いや‥何でもない」

フリオ「‥まぁそれは別に大した問題じゃないからいいとして、これからは敵に油断することのないように。いいな?」

バッツ&ティーダ「「はぁーい」」

クラ「……」

フリオ「よし、じゃあ夕飯の前に手洗いとうがいは済ませておけよ」

バッツ&ティーダ「「はぁーい」」

クラ「…まるで母親みたいだなフリオニール」

フリオ「………クラウドまで冗談はやめてくれ」

ティーダ「やっぱりクラウドもそう思うっスよね!」

バッツ「もうフリオニールのあだ名お母さんでいいよな」

フリオ「…いい加減にしないと怒るぞバッツ」

バッツ「え、なんで俺だけ?」

フリオ「大体お前俺より年上なんだからもっとクラウドを見習って落ち着いたらどうなんだ」

バッツ「だって俺ぶっちゃけ20歳に見えないじゃん」

クラ「それを自分で言うのか」

ティーダ「自覚はあったんスね」

バッツ「そんなことよりかわいい息子達の為に早く夕飯作ってよお母さん」

フリオ「誰がお母さんだ。第一こんな大きな子供はいらないぞ」

バッツ「ひどいっ僕達を見捨てるなんて!ライトお父さんに言いつけてやるんだから!」

フリオ「殴られたいのかお前」

クラ「ていうかなんだライトお父さんって」

バッツ「んなの俺らのリーダーのことに決まってるじゃん」

フリオ「……なんであの人がお前のお父さんになるんだ」

クラ「ということはライトがフリオニールの夫ということになるな」

フリオ「クラウドまで悪ノリはやめてくれ‥まだ女性ともお付き合いしたことがないのに何故いきなり同性と夫婦にならなきゃならないんだ俺…」

ティーダ「そんなに落ち込むことないっスよのばら」

バッツ「そうそう、元気出せよ童貞少年!」

フリオ「童貞って言うな!!」

クラ「こらバッツ、あまりフリオニールを苛めてやるな。可哀相だろ」

フリオ「クラウド‥!」

クラ「童貞だって一生懸命生きてるんだぞ」

フリオ「…………泣きたい」









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あきゅろす。
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