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皇帝で遊んでみよう


バッツ「あ、ウボァだ」

皇帝「…人を指差すな。それに私はそんな名前ではない」

ティーダ「フリオニールがのばらなのと同じくらい皇帝はウボァっスよね」

バッツ「そうだよな」

皇帝「意味がわからないぞ」

ティーダ「そういえばこんなところで何してるんスか?」

皇帝「ふん、貴様らには関係ない」

バッツ「ウボァのくせに感じ悪ぅ」

皇帝「ウボァではないと何回言えばわかるんだこの鳥頭が」

ティーダ「うわ金ピカのくせに生意気ぃ」

皇帝「本当に何なんだ貴様ら」

バッツ「コスモス陣営の元気っ子代表二人組と呼んでくれ」

ティーダ「俺はみんなによくKYって言われるっスよ」

バッツ「俺は落ち着きのない20才児って言われるぞ」

ティーダ「確かにバッツは成人してる大人には見えないっスよね」

バッツ「KYに言われたくない」

皇帝「おい、自分達から話しかけておいてこの私を放置するとはいい度胸だな」

ティーダ「そういえば一つ聞きたいことがあるんスけど」

バッツ「なんだ?」

ティーダ「KYって何?」

バッツ「いやお前それ今更すぎるだろ」

皇帝「無視するな!!」

バッツ「ウボァうるさい」

ティーダ「ウボァ黙れ」

皇帝「く‥ッ、貴様らこの私を愚弄して生きて帰れると思っているのか!!」

バッツ「え〜門限までに帰らないと俺ら怒られるじゃん」

皇帝「……この世界で門限を決めてどうするんだ」

バッツ「んなこと言ったって決めたのリーダーだし」

ティーダ「それに夕飯までに帰らないとフリオニールが怒るから困るっスよ」

皇帝「…アイツは貴様らの母親か」

バッツ「まぁ大体そんな感じだよな」

ティーダ「そうそう、のばら器用だから料理も上手いし世話好きだし、まさにお母さんって感じっスよね」

バッツ「使えないニートなウボァとは大違い」

皇帝「殺されたいのか貴様」

バッツ「金ピカウボァにイジメられたってお母さんにチクっちゃうぞ!」

ティーダ「そーだそーだ!」

皇帝「黙れ馬鹿共が!!私はウボァでもニートでもない!!」

セフィ「騒がしいな。一体何をしている」

バッツ「あれ?セフィロスじゃん」

ティーダ「こんなところで会うなんて珍しいっスね」

皇帝「………私は出会って早々に意味のわからない呼び方をされたのに何故コイツは普通に名前呼びなんだ」

バッツ「だっていきなり愛称で呼べるほど親しくないし」

皇帝「私も貴様達と親しくなった覚えはない筈だぞ」

ティーダ「じゃあ逆に聞くけど、そもそもアンタに親しい人っているんスか?」

皇帝「直球すぎるだろう。しかもそんな爽やかな顔で聞くことか」

バッツ「ウボァも俺達みたいに愛想良くしたらきっと友達できるって。な、セフィロスもそう思うだろ?」

セフィ「…ウボァとは何のことだ?」

ティーダ「皇帝のあだ名っスよ」

バッツ「セフィロスもそう呼んでやるといいぜ」

皇帝「それは貴様らが勝手につけただけだろう!!」

セフィ「……お前、いつからそんな愉快な名前に‥」

皇帝「違う!誤解だ!そんな目で私を見るな!!」

ティーダ「さっきから一人で怒鳴っててよく疲れないっスね」

皇帝「原因をつくっているのは誰だと思っている!!」

セフィ「子供相手にあまりムキになるな。大人げないぞウボァ」

皇帝「喧嘩を売っているのか!!というか微妙に笑いをこらえてるだろう貴様!!」

バッツ「皇帝いじるのも飽きてきたしそろそろ帰るか」

ティーダ「そうっスね」

皇帝「な‥っ待て!!これだけの屈辱を受けてこの私がこのまま帰すわけないだろう!!」

ティーダ「え、何?ウザいんだけど」

皇帝「そんなキャラだったかお前」

ティーダ「こいつマジで死ねばいいのに」

皇帝「引き止めただけで何故そんなことまで言われなければならないんだ」

バッツ「悪いなウボァ。ティーダは腹減ってくるとちょっと不機嫌になるんだよ」

皇帝「いやこれちょっとじゃないだろう。主人公としてあるまじき顔だったぞ今の顔」

セフィ「子供に死ねと言われたくらいでそう傷付くなウボァ」

皇帝「誰が傷付くか!それから貴様までナチュラルにウボァと呼ぶんじゃない!」

バッツ「そういえばセフィロスはこんなとこで何してたんだ?」

セフィ「クラウドに会いに来ただけだ」

ティーダ「アンタも大概しつこいっスよね」

バッツ「クラウドって普段あんまり表情の変化ないけどセフィロス見つけた時は露骨に態度に出るもんなぁ」

セフィ「アイツの嫌そうに歪ませた顔を見るのが私の楽しみだからな」

ティーダ「うわ悪趣味」

バッツ「というかそれただのドSだろ」

皇帝「この馬鹿英雄の性癖などどうでもいいわ!」

バッツ「なんだよM代表ウボァ君」

皇帝「誰がM代表だっ!!もう我慢ならん!武器を取れ!今ここで正々堂々勝負しろ!」

ティーダ「悪役のくせに正々堂々勝負してどうするんだよ。空気読めよ」

皇帝「さっきから何なんだお前私に何か恨みでもあるのか。第一それを言うならゴルベーザはどうなる」

ティーダ「あの人はいい人だからいいんスよ」

皇帝「それ差別だろ!?」

バッツ「ゴルベーザの悪口言うとセシルに殺されるからな。あの時は俺本気で三途の川を渡っちゃうのかと思ったぜ」

セフィ「一体何を言ったんだ」

バッツ「いやぁそれがさ‥ジタンとふざけあってる時に冗談であの甲冑の中身について色んな妄想巡らせてたら偶然セシルに聞かれてたんだよ」

ティーダ「あの温厚なセシルがあの時ばかりは鬼と化してたっスよね」

バッツ「そーそー、冗談だって言っても聞いてくれないしさ。やっぱりタラコ唇発言はまずったかもなぁ‥いや、もしかするとハゲ発言かも…」

皇帝「ええいっそんなブラコンのことなんてどうでもいい!今ここでこの私と闘え!力の差を見せつけてくれる!」

ティーダ「一人でやってろよ」

皇帝「なっ!?お前絶対にキャラ違うぞ!!普段はもっとこう‥明るくていい奴な筈だろう!?というかまがりなりにも主人公なんだから死ねばいいのにとか言っちゃダメだろうが!!」

ティーダ「あまり主人公に夢持たないで欲しいっスよね」

皇帝「もうどこからツッコめばいいんだコイツ」

バッツ「あ、もうすぐ門限だから俺達帰るな」

皇帝「ああ‥もういい。疲れた。二度と話しかけないでくれ」

ティーダ「あばよウボァ」

皇帝「ウボァと言うな!!」

バッツ「そうだ皇帝、そういえばこの前フリオニールが愚痴ってたぞ」

皇帝「……何をだ」

バッツ「すっげー嫌そうな顔しながら小さな声で『皇帝死ねばいいのに』って」

皇帝「うぼぁぁあぁああ!!」









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