無自覚な恋 後書き・付録
あとがき↓
割と長めな小十佐小説で、疲れた方も多いと思います。
ここまで読んで下さってありがとうございました!
佐助は大怪我してるはずなのに、途中から「アレ?怪我してたよね、この人」状態になってすみません!
管理人の文章力では、あれが限界でした…。
矛盾たくさんありますが、気にしないでやってくれると嬉しいです!
あと、途中で気付いたんですが、
小十郎って「参謀」じゃなくて「軍師」!?
って思ったんですが、直すの面倒で結局そのままです。
すみません…。
長いとボロが出ますね…(泣)
でも、とりあえず小十佐馴れ初め(いや、出会い?)書けて満足です!
佐助は、その気持ちが恋だと知らずにしばらく悩めばいいさ!
可愛いから!
小十は既に気付いてるはず。
また続き書きたいなー。
あとがきも長くなりましたね。
それでは、ありがとうございました!
おまけ↓
片倉さんと別れてすぐに、部下の忍を呼んだ俺は、自室で手当てを受けていた。
「さ、佐助ぇぇぇ!!」
と、廊下に面する障子戸が、勢いよく開いたと同時に、耳が弾けそうな声で、己の名前が呼ばれた。
「こら、行儀悪いよ。…それと、ただいま、旦那」
「…うむ。よくぞ、よくぞ…、戻ってきたな、佐助」
そう言いながら涙ぐむ主を見て、ずっと気掛かりだった重しが取れたようだ。
城外から部屋に移動している間に、部下から、真田の旦那が無事に帰ってきたこと。一向に戻らない俺様を心配してることを聞いた。
「無事で良かったよ、旦那」
「佐助こそ、よくぞ無事で…!いや…そんな大怪我を負っているならば、無事、ではないな…。だが、よく生きて戻ってくれた…!」
「やめてよ、旦那ってば。俺様だって、真田の旦那に『死んだら許さない』って言われてんのに、死ねるわけないっしょ」
「うむ、そうであったな!!」
そうそう。と相槌を打ちながら、いつもの調子に戻りつつある主に、心底ほっとする。
旦那には、暗い感情は似合わない。
本当に片倉さんに感謝しないと…。
「…って、ああぁ!」
ある事に気が付いて、いきなり大声を出すが、叫んだ反動で身体中が軋むような痛みに襲われて悶絶した。
「だ、大丈夫か佐助!?」
「う、うん。だ、だいじょーぶ…」
主の言葉は嬉しいが、そういえば、片倉さんにちゃんと御礼言ってない…!
『助かりました』とは言ったけど、そんな言葉だけじゃ納得いかない。
意識が戻ってすぐは、かなり邪険な言葉しか言ってないし…!
うわあ、酷すぎる…!
怪我が治ったら、奥州まで行って謝ろう。
そう考えて、脳裏に浮かんだ片倉さんの顔。
…片倉さんの、顔。
片倉さんの、口。
…唇。
「うわぁあああああ!」
叫んだ俺様。再び身体中を襲った激痛。真田の旦那の驚く声。
でも、そんなことは、今思い出した内容にしてみたら、些細な事だ。
そっ、そう言えば、
別れ際の木の下で片倉さんが俺にしたの、って…!
せ、接吻…?
…単語まで考えた事がいけなかった。
その途端、脳内で繰り返し再生される、
片倉さんの唇の感触。
片倉さんの真剣な表情。
片倉さんの朱く染まったように見えた顔。
沢山の片倉さんが脳内で回り続け、顔が異常に熱くなる。
「どうしたのだ、佐助?顔が真っ赤だぞ」
旦那のその言葉を聞いてから、次第に意識が霞み始め、力が抜けて真後ろに倒れた。
遠くで旦那の慌てた声が聞こえる。
謝りには行くつもりだけど、どんな顔で会えばいいんだろ。
恥ずかしいし…。
でも、何故だか
あの人の事を考えると、心臓が高鳴りをあげた。
また会いに行くから、待っててね。
片倉さん。
おまけ end
おまけあとがき
…意味分かんねぇええ!!!!
ただ、幸村を出したかっただけです。
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