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この胸いっぱいの、愛を。




窓から身を乗り出して、ありったけの声でその名前を叫んだ。



「柳―――――――!!」






「…おわ!?」



必死にボールを追いかけていた柳だったが、あたしの声に相当びっくりしたのかそのボールに足を絡ませてずっこけた。






「だっせー!!」




「おま・・・声でけぇよっ!」



動揺してる柳がおかしくて、思わず噴出す。




「ったく!何か用かよ!!」


土の上に胡坐をかいたまま、3階の窓から見下ろすあたしに向かって叫ぶ柳。








ねぇ、柳・・・。












「好き!」




























「……え?」











end

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