自慰B
※現パロSs『同じで非ず』の続きのような?
だけどそれを読まなくても平気。



















『俺をその気にさせられたら色々してやる』




そんな条件をつけられ
欲情して体温が上がり、

鼓動も早まり、気も逸る。



「旦那………」




椅子に腰掛ける幸村の前に膝をつき、足の付け根へと手を伸ばす。

高まる快楽への期待に手が震えてしまう佐助を、幸村は静かに見下ろす。



「旦那………咥えていい?」

「好きにすれば良かろう?」

「う、ん………」



潤んだ瞳で、目の縁を朱色に染め、見上げる表情は故意ではない誘惑。

幸村の顔色を伺う1つ1つの動作に色気が漂う。



「ぁ……………」



佐助はうっとりと、掴み出した幸村のモノを見つめながら、少し戸惑うようにゆっくりと口の中へと含んだ。



「ん…………」



誇張がまだ僅かなので、柔らかいソレは、舌と上顎に挟まれ刺激を受ける。



「ふ……………ン………」



徐々に硬度が増してきて、佐助は熱っぽい吐息を溢し、

幸村の太ももに手を置き、支えとしながら頭を動かして咥内で刺激する。



「おい………そんな緩い刺激では俺はその気にはならんぞ」

「は………い……」

「俺に、どうかされたいんだろう?」

「ぅ………ん」



身体が強張ったのは一目瞭然だった。

求めている身体が、おあずけを食らっているのだから期待をしてしまうのは当然だ…………







「ン………はぁ………」

「……………」



懸命に口で愛撫を続ける佐助の震える睫毛を見つめ、幸村は口端を上げた。



「アッ!!」

「随分と硬くしておるのだな」

「だ、旦那ッ」



佐助の股間を足で確認したのだ。



「お前のことだから涎を垂らしているんだろうな」

「そ、んなこと………ッ」

「俺が欲しいのだから、ないとは言わんだろう?」

「ぁ………は………」



更に強くぐりぐりと踏みつける。



「1人でしろ」

「えっ」

「1回くらい出しておかねば、お前は集中せんだろう?」

「そんな、」

「さっきからもぞもぞと尻ばかり振りおって」

「ッ────!!」



佐助は否定も何も出来ずにカァッと真っ赤になった。



「口は休めるなよ?早くしないと萎えるぞ」

「酷いよ…………旦那ぁ」

「その気にさせぬお前が悪い」



涙目で見上げる佐助を、意地悪そうに幸村は見下ろした。



「…………ん………」



佐助は自身を掴み出し、上下に扱き始める。



クチュクチュ───



握った瞬間に分かってはいたが、先走りで濡れたソレは卑猥な音を立てた。



「ククッ…………やはりな」

「だって、」

「口は休めるなと言ったろう?」

「はい…………」



恥ずかしさからの言い訳も出来ぬまま、佐助は誇張したモノをもう一度口に含んだ。



「ん、ふ………」



快楽を与えた身体は正直で、もっと深い快感を求めるように口も手もがむしゃらに動いた。



「フッ…………佐助……俺にどうされたいんだ?」

「んっ………いっぱい……して………欲しい」

「何を?」



息を乱しながら懇願する佐助を更に羞恥で煽る。



「だ、旦那の………コレを、俺の中にいっぱい突っ込んで欲しいの」

「それで?」

「………ぐちゃぐちゃに掻き混ぜて……中で感じて、いっぱいイキたい………ッ」



佐助は悲痛の叫びのように願望を振り絞る。



「お願い………欲しくて、俺、おかしくなりそ………」



手の動きが一層早まる。



「淫乱め………」

「だって、欲しいんだもん」

「ふふふ…………」



男の自尊心など微塵もなく強請り、縋る佐助に、幸村は雄の部分が刺激される。



「ならば一度達せよ………お前の望み通り、奥まで突き上げてやるぞ」

「だ、んな────………ッ」




期待と快感が最高潮に高まり
身を大きく奮わせて吐精したことが始まりの合図














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自慰祭第3弾

黒幸村降臨。

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