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困った人(ワタ→イエ)
※注意※
ここでのワタルはイエローのポニーテールを『金色のミニリュー』だとアホの如くに五月蝿く言い張り、イエロー自体もミニリュー扱いしています;
しかもイエローに溺愛です。

そしてワタルとイエローの人格が原作とかなり違います。
イエロー黒めです。


それでもよろしければ、どうぞ。










**困った人





「おいミニリュー」
「イエローです」
「どっちでもいい」
「どっちでも良くないです」
「…で、本題だけれども」
「わぁ、スルーですか。いい根性してますね」
「ミニリュ」
「イエローです」
「………ミニリュー」
「困った人ですね。名前も覚えてくれないなんて」
「ミニリューはミニリューだ」
「…訂正する気、無いですね。」
「訂正?何をだ」
「…さようなら」
「…おい、待て」
「なんですか、しつこい人ですね」
「話が終わってない」
「…手短かにお願いします」
「無理だ」
「では失礼します」


「…わかったミニリ」
「イエローです」


「…うるさいな」
「うるさいうえにしつこいのはあなたでしょう?…勝手な人、きらいです」
「俺はお前が好きだ」
「…きらいです」
「好きだ」
「失礼な人。相手が嫌がることばっかりするんですね」
「何が嫌なんだ?」
「…あなたは物分かりも悪いの?」
「恋は人を馬鹿にするって言わないか?」
「聞いたことありません」
「じゃ俺が今言った」
「…変な人」
「お前も変だ」
「どうして」
「俺が気に入ったやつだから」
「意味が分かりません」
「わかれ」
「無理です」
「案外馬鹿なんだな」
「…もういいです」
「あっ、おい!」
「来ないで下さい」
「やだ」
「やだ、ってあなた何歳ですか」
「企業秘密だ」
「…あぁ小学生レベルですね」
「そんなに若く見えるか?」
「えぇ、精神年齢が」





「…そうか」
「ええ」





「…もういいでしょう?ボク行きますから」

「お前だって」

「え?」
「なんでもない」
「言いかけておいてそれは無いでしょう」





「イエロー」

「…!」





「お前だって俺のこと、あなたって呼ぶだろ」
「…はい?」
「何でもない」
「ちょ、ちょっと待っ…」
「どうした?」
「…いえ」





「…惚れたのか?」
「ありえません」





「…ちっ」
「あれ、拗ねちゃいましたか?」
「誰が拗ねるか」



「ワタルが」



「…………………そ……………………………悪いもう一度言」
「嫌です」
「何でだ」
「別に」

「イエロー」

「あの、」

「イエロー」

「……ちょ、」





「…やっぱミニリュー」
「二度と言いません」





「…冗談だ」
「知りません」
「…ハクリューの方がいいならそうと言えば良」
「殴りますよ」





「冗談だ」
「冗談だって言えばいいとでも?」





「イエロー」
「聞こえません」



「…ミニリュー」
「怒りますよ?」

「やだ」





「…困った人ですね、ワタルは…」





「………。」
「?…どうしたんですか?」
「…不意打ちは、卑怯じゃないか?」
「何のことですか」
「別に」
「じゃ、さようなら」
「待て」
「どうして」
「ミニリュー」
「…まだ言いますか」
「…って、」
「え?」
「呼ぶと必ず返事するだろう、お前」
「へ?…返事っていうか…」
「嫌がる顔をされようと、話が出来るなら呼ぶ」
「…それは人として如何なものかと」
「…そうか」




「と、とりあえずもう変な呼び名はやめて下さい」
「それは、無理だな」
「どうして?」




「ミニリュー」
「!!…また…」



「その顔」
「…?」
「結構、好きだ」





「…不意打ちはあなたじゃないですか」
「惚れたな」
「いいえ」
「つまらんやつだ」
「我儘ですね」
「気のせいだ」
「気のせいじゃありません」
「…うるさいやつだ」
「…あなたって」






「…あなたって、本当に困った人ですね…ワタル。」








END







***
オチてない!!(涙)


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あきゅろす。
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