自慢させてよ曽良先生!(日和/芭曽/学パロ)
*学パロ
「ねえねえ今日から教育実習生くるって聞いた!?」
「噂によると超イケメンだってね!」
「あの芭蕉せんせーの教え子なんだってー」
「芭蕉先生と仲悪いみたいね」
『はやく見たいねー!!』
「なんか君すごい噂されてるよー」
「黙って歩いてください」
「…ハイ」
日和学園(仮)に教育実習生が来るということで芭蕉が受け持つクラスは浮き足立っていた。
母校である日和学園(仮)に実習に来た曽良はスタスタと早足で歩きながら芭蕉に愚痴を言っていた。もちろん芭蕉に対しての愚痴だ。
「ていうかなんで貴方のクラスなんですか」
「それは君が私のところがいいっていったんじゃないの」
「なんですか文句でも」
「いやいやいや!」
「ああつきましたよ、はやく紹介してください」
がら。芭蕉に続いて曽良が教室に入ると、(主に女子)生徒たちが騒ぎ出す。
若い曽良は一般的にイケメンと呼ばれる部類だ。性格に難ありだが。難ありまくりだが。むしろ芭蕉にだけ難ありだが。
「じゃあ曽良君自己紹介して」
「河合曽良です」
「だけ!?ちょ、曽良君高校の事とか話そ!」
「五月蠅いですね。黙りなさい」
「ちょおお!一応松尾きみの恩師だよ!」
「恩を押しつけないでください。僕は貴方に恩は感じてません。殴りますよ」
「殴った後だし!もぉおー!なんか曽良君に聞きたいことある?」
一連の漫才(端から見たら)を終え、芭蕉が生徒たちに質問を聞く。
こぞって(主に女子)生徒が手を上げた。
「先生彼女は!?」
「タイプはタイプ!」
「歳いくつ?」
「芭蕉先生とどんな関係!」
「年下は大丈夫ですかっ」
一気に沸点に達した生徒たちの質問攻めに曽良はゆっくり口を開いた。
「年は21です。彼女はいません。タイプは芭蕉さんみたいなくだらないおじさんとは正反対の真面目な大人です、ああでも恋をしたら年は関係ないですね。…芭蕉さんとはただの赤の他人です」
「違うでしょーっ!赤の他人ってひどいよ!私たち」
「黙れ。絞めますよ」
「ヒェェー」
ざわめく教室を後に芭蕉は曽良に囁いた。
「なんで止めたのさー!」
「貴方は愚か者で阿呆ですか?」
「いやいや違うしぃ!松尾は曽良君の」
「お黙りなさい」
「だってだってぇ!松尾は曽良君のこいび」
「お黙りなさい!跪かせますよ」
(曽良君は私の恋人だってみんなに自慢したいの!)
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よくわかんなくなってしまった
教育実習生ネタ萌える
090907
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