おはよう曽良くん。(日和/芭蕉→曽良/↑続)
鳥の鳴き声。日の光。
いつもと同じ朝の風景。
…でも今日は違うんだ。
芭蕉、曽良くんがくる前に起きてます!
蹴られる前に起きて曽良くんをぎゃふんと言わすんだい!
いつもいつもいつもいつも蹴られすぎてちょっと快感を見いだしたくなったよ。
だって曽良くんの足すごくきれいなんだもん。もうやるなら素足でやって!顔踏みつけて!
はっ!今日は曽良くんに踏まれたいから起きてるわけじゃないんだ。曽良くんをびっくりさせるんだ。
「芭蕉さん起きてください朝ですよ」
きたきた!
でもまだ起きないんだ。
ふすまを開ける音がして曽良くんの気配をとなりに感じる。
「芭蕉さん」
曽良くんが私を揺さぶっている。あれ、まだ蹴らないんだ。
「起きてください」
あれれ?芭蕉びっくりなんだけど!曽良くん優しくない!?
「芭蕉さん、起きないと…、してしまいますよ」
ktkr!
今じゃないか!
ガバッと起き上がり曽良くんびっくり!
…あれ〜?
曽良くんがやけに近い。曽良くんの見開いた目がすぐそばにある。柔らかいものが唇に重なっている。
あれ?
「っ…〜!変態!」
「ぱほめっ!」
張り手で殴り飛ばされた。曽良くんは走り去っていってしまう。
今のって、私曽良くんとちゅーした!?
えええ〜!したよね!
なんだったんだ。どういうことだ。
あ、夢?芭蕉早起きするなっていう神の暗示?
だよねー。
「ね、寝よう」
きっと次起きるときは曽良くんが蹴って起こしてくれる。
ちゅーして起こしてくれるなんて夢だよ夢。芭蕉の幻想!曽良くんとちゅーしたいっていう芭蕉の夢!
早起きしたせいかまぶたはすぐに重くなってきた。
うっすらと白がかる中でまた、曽良くんがちゅーしてくれる夢をみた。
起きるときは蹴ってくれたよ。ああ良かったまた日常だね。
でもなんでだろう?
いつもより曽良くんの蹴りが重たい気がする。
気のせい気のせい。
こんなことまだ日常の範疇だよ。
――――――
芭蕉口調わからんからテンション高い
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