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青空スクールデイズ(高銀) *


*高銀
*高校生パロ
*裏アリ




「おっしゃ、終わったァアアア!!」

山のような課題が今終わった。元はといえばそりゃあ俺らがサボったのがいけないんだけどね。分かってるよ、うん。でもサボりぐらいでこんなに課題出す教師がいるかよ、鬼!

「もう日が暮れちまうなァ…」

一緒にお残りの高杉が呟いた。今日なんて休日だから、授業なんてない。校舎にいるのは職員室の先生たちと俺らだけ。高杉の言う通り、夕日が沈みかかってる。静かで物寂しいこった。

「銀時ィ」

窓の外を見ていた高杉が振り返って、ニヤリと笑った。何企んでんだ、コイツ。絶対ロクなこと考えてねぇ顔だよアレ。

「今日は学校に泊まるか?」

…オイオイ、なんか言ってるよこの人。あ、でも面白そうかもな。お菓子なら鞄にいつも入ってるし、死ぬことはねぇか。多分。
仕方ねぇから高杉にノってやることにした。


戸締まりの見回りに来る教師なんて簡単に騙せた。かくれんぼは昔から得意だったからな。あの教師、散々俺達への文句ぼやきながら課題のプリント持って行きやがった。今度いたずらしてやろ。机の中に蛇のオモチャ入れるとか。

電気は付けてたらばれるから、ケータイの明かりで辺りを照らす。ほとんど目、慣れちまってるけど。つか、高杉スマホかよ。俺にもタッチやらせろ。


「そういえば、銀時」
「なんだよ」
「学校と言えば……怪談話だよなァ?」

あ、やばい。今廊下に何か通った気がした。ちょっとやめて。ホントやめて。銀さん、こういうの――。

「ぎゃああああ!!」

首筋舐められた!無理無理!どこの妖怪だよ!銀さんにちゃんと許可取ってくんない?うわー、鳥肌立ってきた。こ、怖くないけどね、全然!

「銀時」
「ち、違うから!コレ武者震いだから!」

カタンと物音がして、そっちを見れば、また首筋を舐められる。やばい、やばい…!後ろから肩を掴まれ、俺はまた悲鳴をあげた。

「オイ、銀時」
「ご、ごご、ごめんなさいィイイイ!色々謝るから許して、マジで!」
「銀時…」

高杉の声と、触れた時に感じた低い体温。首を舐められる感触。何度も下から上へと…ってオイ、何してんだ。

「……高杉さん?」

嫌な予感がする。高杉が俺の首舐めてるのはスルーして、コイツ…いつもと目つきが違うくね?

「…もしかして、欲情してる?」

唇を震わせて聞けば、鋭く光った右目が俺を捕えた。……まじでか。



馴らした後ろを指で広げながら、椅子に座った高杉のそれにゆっくりと腰を下ろしていく。高杉がかなりやばそうな顔してて、ゾクゾクする。少し入った先端をキュッと締めたら、高杉が唸った。

「…てめェ」
「もうちょっと待てって…」

汗が酷い。深く息を吐きながら、熱いそれを飲み込んでいく。痛みはもうだいぶ感じなくなった。何回ヤったんだよと思ったら、なんか笑えた。

「…んぅ…っ…」

体位のせいでかなり奥まで入ってくる。俺のアレが高杉の腹筋に当たって、思わず足の力が抜けた。やばい、一気に入ってきた。

「…はっ…あ…」

とりあえず、大丈夫かな。全部入ったみたいだし。高杉にもたれたら、汗の匂いがツンとして、興奮してきた。俺も余裕なくなりそう。

「銀時っ…」
「一回先に出しちゃう?」
「ざけんな」

案外高杉の方が早かったりする。抜く時間ねぇのかな?もしかしてオカズに困ってる?エロ本、今度貸してあげよ。

「つか、ここ…学校か…」

高杉の肩に顎を乗せながら、ふと思う。
落書きだらけの黒板があって、机があって、椅子があって…。変なシチュエーションじゃねぇか。

「…ドキドキすんな」

つま先で体を持ち上げて、ストンと下ろした。うん、気持ちいい。
舌打ちが聞こえた。あ、怒ってんのかな。念のために高杉の肩をしっかりと掴んだ。この体位結構不安定なんだよな。

「…っは…やばそうじゃねーの」
「っせェ、集中しろ…」

ガタガタと椅子の揺れる音が響く。普段じゃ絶対出来ねぇ。真っ暗な教室と俺と高杉。ヅラが聞いたら気絶しちまうかな。

高杉に合わせるように、自分のモノを扱く。弄るのは高杉のが正直上手い。いつもコイツがやってるように、根本から先に向かって搾るように扱くと、クラッとした。

「俺…結構限界っ…かも」
「…ちゃんと掴まってろ」

苦しそうな顔をしながら、高杉は動きを速める。この感じが一番好き。頭の中真っ白になってきて、何も考えられなくなって。
自身を強く握り、高杉の熱を感じながら、俺はイった。



そのまま寝こけて、朝。低血圧の高杉はあまり寝れなかったらしく、欠伸する俺を睨んでいた。
外から人の声が聞こえて、見ると野球部が他校と集まって騒いでる。今日試合なんだろな。

「見に行く?」
「俺は帰る。野球なんて興味ねェ」

言うと思った。大串くんたちが頑張るところ見たかったけど、まあいっか。

「楽しかったな、お泊り会」

整頓し直した机を見送り、俺らは教室を出た。


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