小説 3
告白の後で・7 (R15)
ずっとずっと、触れたくてたまんなかった白い肌に、ちゅうちょなく手のひらを這わせていく。
きめ細やかで、手のひらに吸い付いてくるみてーで、撫でてるだけなのにスゲー気持ちイイ。
それなりに鍛えた筋肉が、撫でるとよく分かる。野球の為には妥協しねぇ、コイツらしい体だと思う。
少し力を込めて胸筋を押し撫でると、三橋の眉が少し寄った。
真っ赤な顔で、息を詰めてる様子は苦しいくらいにそそられる。
片手で乳首を弄びながら、もう片方に吸い付くと、体全体がビクンと跳ねた。
くくっと笑うと、三橋が「うぐっ」っと泣き声を漏らす。
胸をねっとりと舐め回した後、鎖骨をしゃぶり、それから首筋を舐め上げる。
「あっ、くっ」
喰いしばった口から、わずかに漏れる上ずった声。
「感じてんの?」
耳元で囁いてやったら、今度は大声で「やだっ」って言われた。
「耳、やっ!」
って、そんな風に言われたら、もっかい舌を入れるしかねぇ。なぶるようにそうすると、切なそうに叫ばれた。
「やあっ、やああああっ!」
「イヤがんなって。好きだっつっただろ?」
アゴを捉え、無理矢理口を口で塞ぐ。拒絶する余裕もねーのか、無防備に開けられた口中に、舌を捻じ込んで掻き回す。
息も、唾液も、うめく声も何もかも甘くて、夢中になりそうでヤベェ。
怖がって縮こまった舌を掘りだし、舌先でつついて舐めなぶる。
唇を離し、真っ赤な顔を覗き込むと、三橋はぼろぼろ涙をこぼしてた。
「な、んで、キス……?」
震え声で訊かれ、正直に「好きだからだろ」って答えたら、首を振られた。
「ウソだっ!」
って。しつこい。
「お、お、お、オレのこと、好きなんじゃない、くせにっ」
イラッとした。
はらはら涙をこぼして、デカい目でオレを見て。ひぐひぐ泣き声上げてる三橋は、ホント、可愛いけど憎たらしい。
「好きだっつってんだろ」
顔の両脇に肘を突き、髪を撫でながら口接ける。
怯えた顔を眺めながら、オレはゆっくりと身を起こして馬乗りになってた腹からどいた。
つっても、赦してやるつもりはねぇ。もうちょっと下に移動して、スラックスのベルトに手を掛ける。
「な、な、……」
三橋がギョッとしたように暴れ出したけど、ヒザの上にまたがってるし、腕は拘束してっし、大した抵抗にはならねぇ。
ベルトを外し、ファスナーを下してフロントをくつろげる。
現れたトランクスは前が少し盛り上がってて、期待を込めてずらすとキレイな色した陰茎が、少し芯を持ち始めてた。
「やっ、あっ、なっ……!」
三橋が身をよじらせながら喚いた。
相変わらず何言ってっかワカンネーけど、これからどうするつもりなんかって、訊かれてんのは何となく分かった。
「好きなヤツにしてぇコトなんか、決まってんだろ?」
ちらっと三橋の顔に目をやって、そっと半勃ちの陰茎をつまむ。
話に聞いてた通りムケてて、なのにどす黒くなくて、スゲーうまそう。ゆっくり顔を近付けると、三橋が「ひやっ」っと悲鳴を上げた。
ぐいっと目の前の腹が反る。構わずしゃぶりつくと、また似たような悲鳴を上げて、三橋が腹筋で起き上った。
ダンゴ虫みてーに丸まられると、しゃぶんのも難しくなって、仕方なく口を離す。けど、そんくらいの抵抗で、今更中断できる訳ねーし。
だったら、先へ進むだけだ。
「てめぇ……」
手の甲で口元をぬぐい、オレはバッと服を脱ぎ、上半身裸になった。
それから、すぐそこでバンザイしたまま体を丸め、横倒しで震えてる三橋の両脚を掴んだ。
「ひぃっ!」
怯えきったような悲鳴。
これから何されんのか、何が始まんのか、信じたくねーって顔だ。
ムカつく。
こんなにムカついてんのに、まだ好きで、無茶苦茶にして泣かしてぇって気持ちが収まんねぇ。
「抵抗すんなっつっただろ!」
怒鳴りながらスラックスに手を掛けて、トランクスごと引き下ろす。
それを無造作に床に放ると、ドシャッとベルトのバックルが音を立てた。
無防備にさらされた白い脚、白い尻に、目眩がする。
固く閉じた両ヒザを割り、そのヒザ頭やすねにキスしてやると、閉じようとする力がふと緩む。
「いー子だ、暴れんなよ」
低く呟きながら、オレは内股にもキスを落とした。その間、右手で腰から尻、太ももまでを撫で回す。
同じ男のモノとは思えない、しっとりとすべらかな肌。
陰毛もウブ毛かってくらい薄くて、睾丸もつるつるで、マジ夢みてぇだ。
はあ、と熱い息を吐く。
「あべ、くん、やめ、て……」
三橋が切なそうに言ったけど、んなセリフ、ますます男を煽るだけだっつの。
「好きなんだから仕方ねーだろ?」
ほら、三橋も勃起してる。
今度はいきなりしゃぶりつかず、そっと優しく手淫してやる。キレイな花色の竿を握り、ゆっくり丁寧に上下する。
「はっ、……やあっ!」
三橋が身をよじる。
けど脚を割り裂いてやった今の状況じゃ、さっきみてーに丸まれねぇ。
「暴れんなって。好きだぜ」
右手の上下を続けながら、オレはねっとりと自分の左手の指を舐めた。
三橋に舐めさせてーとこだけど、まずはオレのでいいだろう。
唾液をたっぷり絡めた中指で、睾丸の下、堅く閉じた菊のつぼみをゆるく撫でる。
その中指をつぷっと穴に埋めた瞬間、右手の中のモノが肥大して――目の前の白い肌に、白濁が派手に飛び散った。
(続く)
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