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風呂と波 (R15)
アベミハのCP感情シチュお題
触りたい攻め×海に行きたい受け
#CP感情シチュ
https://shindanmaker.com/671157 より
久々に一緒に風呂に入り、背中を洗い合った。
「前も、洗おう、か?」
くふっと笑いながら、オレの背中にぴとっと貼り付いて来る三橋が可愛い。
泡だらけの手がにゅっと前に伸ばされて、オレの胸板をにゅるにゅるまさぐる。全体を撫で回したり、乳首をくすぐったり、やりたい放題だ。
それでも股間に手を伸ばしたりしない辺りが、また可愛いと思う。
「洗うんなら、こっち洗ってよ」
手首を掴んで強引に股間に触れさせると、後ろで「ひゃっ」と声がする。
途端に後ろで黙り込む三橋。
導かれたまま、ゆるゆると竿を両手で撫でて、オレのおふざけに付き合ってくれる。
オレの分身は三橋の愛撫に素直に応じて、間もなく固くなり、首をもたげた。
「……三橋」
手首をぐいっと掴んで、後ろをを振り向く。
案の定、三橋は真っ赤で、パッとオレから顔を隠した。
付き合ってから何年も経ち、もっと恥ずかしいコトいっぱい重ねてんのに、恥じらいを捨てきれねーとこがすげー可愛い。
「何赤くなってんだよ」
くくっと笑いながらキスして、ざっと泡を洗い流す。
湯船に向かい合うように入り、ヒザに乗せてキスすると、三橋が「ふあっ」と淡くうめいた。
尻を撫で、谷間に指を這わせると、ビクッと体が浮き上がる。
ちゃぷっと波打つ透明な湯、オレの上腕を掴む両手。背中に手を当てて引き寄せると、「もうっ」って言いながら抱き着いて来た。
肩に添えられた三橋の手が、肩幅をなぞるように這わされる。黙ったまま、こてっと肩に頭を預けてくんのが、無防備で可愛い。
ちゅうっと肩にキスして、舌を這わす三橋。そんなことしてくんのが珍しくて、何考えてんだろうって笑ってると、ふいにぼそっと呟かれた。
「しょっぱくない、ね」
って。意味ワカンネー。
「お湯の、味」
「当たり前だろ」
お返しに首筋を舐め上げると、「うあっ」と三橋が声を上げた。
ばしゃっ、と音を立てて湯が波立ち、浴槽から少しあふれる。それを見て三橋が言ったのは、「海」って言葉だった。
「海、行きたい」
「無理」
意味の分かんねぇ無茶振りには、不本意ながら慣れてる。それを躱すのにも慣れてる。
「もうシーズンは終わりだろ」
宥めるように背中を撫でると、むうっとふくれっ面された。
「まだ、夏だ、よっ」
「クラゲいっぱいで泳げねーよ」
正論に黙り込む三橋に、くくっと笑みがこみ上げる。
「風呂で我慢しろって」
言いながら、波が立つように体を上下させてやると、三橋が「ちょっ」と文句を言った。
ざっぱざっぱ、狭い浴槽に大波が立ち、そのたびに湯があふれ出る。
ぎゅうっと抱き着いて来る三橋を受け止めて、動きを止め、波に体を預けると、少しだけ海にいるような気がした。
「……せめて、プール」
「無理」
スパッと無茶振りを断って、ふくれっ面にキスを贈る。
「水風呂で我慢しろ」
妥協案を上げてやると、三橋は数秒考えて、「いや、だ」ってツンと顔を背けた。
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