ひまわり 5 何かを感じたのかバッと後ろを向いた友達のなまえ。 「…、また来た」 『え?』 友達のなまえが見つめる先には、フェンスに張り付いてニタニタ笑ってる男子4人と、その後ろには木に寄りかかってる男子1人。 『何、あれ…』 「最近よくくる覗き魔的な? いつもは先生が注意するけど、今いないから私が云わないと…」 ふぅっと溜め息をついて友達のなまえは男子達の元に歩いていく。 周りのテニス部の女の子もやりにくそうな表情。 相当な常連なんだ…。 「あの、覗きはやめてもらえますか?」 友達のなまえがついにフェンスに張りつく男子に注意した。 「ええやん!! 何も迷惑かけとらんし!!」 大阪弁を使う1人の男子が、友達のなまえに逆ギレし始めた。 マ、マズイ!! 私も急いで男子達の元に走って向かった。 [*前へ][次へ#] [戻る] |