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ひまわり
7



慌てて廉くんが駆け寄って来た。


「どうしたんだよ!?」

『だって…ッ』


泣いてて上手く言葉に出来ない私をあやすように、抱き締めて背中をさすった。


「喧嘩とか普通にするし、隔離されて当然の事を俺らはして、大人信用されなくなって、俺らはもっと荒れた」

『…ッ、うん』

「でも、そんな時…
不思議な先公が俺らの前に現れた」


涙をこらえて、黙って廉くん話に耳を傾けた。


「そいつは俺らの味方をいつもしてくれて、他の大人らが何言っても信じてくれる奴でさ…。

正直、そいつに救われてる部分はあるんだ。
だから今は結構幸せだよ」


廉くんから体を離した。
顔を上げると廉くんは嬉しそうに笑っていた。


「だから、悲しくなんかねーよ?」

『その先生見てみたいな…』


涙を拭って私も笑った。



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