2 「ごめんごめん! でも、なまえもそう思わない?」 『…』 「ちゃんと美藤くんと話してみたら?」 確かに求めるのは私ばっか…、竜也に私は好かれてるのかな? 学校の帰り、いつもの駅前で竜也を待った。 すると金髪で目立つ竜也の姿を発見して手を上げた。 『た…』 だけど竜也の後ろから現れた女の子を見て、私は上げた手を下げた。 笑いかける女の子に竜也は私に気づくかずに話している。 『私だけだったんだ…』 竜也は格好いいし、女の子に不十分しないもんね。 私はただの遊び?暇つぶしぐらいの程度かな?? 『…っ』 涙をこらえて私はその場から走って逃げ出した。 着いたのは近くの誰もいない公園。 一人ベンチに座って涙を流した。 「何泣いてんの」 『!!』 頭上から声が聞こえて顔を上げると… [*前へ][次へ#] [戻る] |