2 呼び出されて部屋を出た瞬間! ―パン、パン! 「…え?」 「「「お誕生日おめでとう!!」」」 目の前には事務所の人達が、俺に向けてクラッカーを発射した。 上からヒラヒラ振り落ちた紙は、俺の頭の上に乗った。 「え?え?」 まだ状況が理解出来てない俺の肩をマネージャーが押して、近くの椅子に座らせた。 その瞬間、全ての明かりが消された。 「春馬くん、誕生日おめでとう!!」 「あ〜!」 事務所の人がろうそくの灯りが灯っている、誕生日ケーキをテーブルの上に置いてくれた。 サプライズパーティーかよ!! 「ありがとうございます!」 俺はみんなからのサプライズに、思わず少し目が潤んだ 「ほら、火消しな」 隣に立ってるマネージャーに言われて、俺はケーキの上を飾る、ろうそくの火をひと吹きで消した。 [*前へ][次へ#] [戻る] |