ブラッディ・マンデイ 8 すると、今度は立川くんから私と藤丸に視線を注いだ。 あ「ちょっと、なまえはいいとして高木くん聞いてる?」 『ちょ、藤丸…』 私は隣で黙ってる藤丸の袖を掴むと、急に藤丸はお腹を抱え込んだ。 藤「いーてててててて」 ワザとらしく(いや、ワザとだけど…) お腹を抱えて苦しんでる藤丸。 その手にはちゃっかりとノートパソコンと地面に置いてあった鞄が… 藤「俺、腹痛い…、 ってゆーわけで早退な! 行くぞ、なまえ!!」 立ち上がった藤丸は、ニコッと笑い走って部室のドアを勢いよく開けた。 『ちょ、藤丸待ってよ!!』 急に言われたもんだから、私も慌てて鞄を手に持って、あおいから逃げる藤丸の後を追った。 あ「こら!藤丸、なまえ! まだ、話終わって無ーい!!」 後を追わず、ドアの前であおいがそう叫んだ。 [*前へ][次へ#] [戻る] |