ブラッディ・マンデイ 7 ソファーの前で座ってる私を見つけた藤丸は、ビックリして肩を震わせた。 藤「んだよ、居るなら居るって言えよ!」 『…あ、うん』 いつもなら元気よく答えられるけど、 今は高木さんの事で動揺してるから上手く答えられない。 藤「なまえ?」 遥「お父さん、何時位に帰って来るかな?」 遥ちゃんが無理して高木さんの事を聞くと、カーテンから外を覗く藤丸。 藤「そうだな、もう少しだと思うけど」 引いたカーテンを戻して、やっと遥ちゃんの異変に気づいた藤丸は、遥ちゃんを呼んだ。 遥「どうして嘘つくの?お父さん帰って来ないんでしょ!」 目に涙を溜めた遥ちゃんの顔を見た瞬間、私も胸が痛んだ。 遥「さっきなまえちゃんが帰って来た時、刑事さんが来たの、お父さん人殺して警察に追われてるんでしょ!!」 『…』 藤「バカ!何言ってんだよ!」 涙を流した遥ちゃんを見て、藤丸は慌てて遥ちゃんを落ち着かせようと両肩を掴んで、自分の方に向かせた。 [*前へ][次へ#] [戻る] |