ブラッディ・マンデイ
6
頭がグルグル混乱する。
突然、私の前に一枚の名刺が目に入った。
船「何かわかりましたら、連絡ください」
『…っ、お引き取りください!!』
名刺を受け取らずに船木さん達に強く言うと、船木さん達は何も言わずに家から出て行った。
『遥ちゃん!!』
ソファーで呆然とする遥ちゃんに、駆け寄った。
遥「私、ご飯の支度しなきゃ…」
『遥ちゃん…っ』
フラーっと、おぼつかない足取りで台所に向かう。
自分の父親が人を殺した、何て言われたらショックだよね…っ
―ガチャン、バタバタ
リビングに走って入って来たのは、焦った表情をした藤丸。
きっと船木さん達と会ったのかな…っ
遥「お兄ちゃんお帰り!」
藤丸を見て笑顔に戻った遥ちゃんは、器に入った肉じゃがを藤丸に味見させた。
遥「どう?」
藤「うん!上手い!」
遥「よかった!」
笑顔の遥ちゃんを見て藤丸は少しホッとした表情に変わった。
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