[通常モード] [URL送信]

ブラッディ・マンデイ
7



J「そんな可愛い顔してると、このまま連れ去るよ?」

『そ、それは困るっ!』


両手をブンブンと前で振ると、Jに「本当に連れ去りたくなる」と言われた。


J「後、ごめんね。
もうちょっと早く来ればお父さんは…」

『謝らないで、謝っても私は由夏を許さないから』

J「…強いね」

『強くなんかないよ。
弱い私をみんなが支えてくれているから、私はこうやって立っていられる』


だからそのみんなを私は守りたかったんだ…。


J「さて、僕はそろそろ行くよ」

『次は絶対に捕まえるから』

J「楽しみにしてる」


私に背を向け、Jは手を振って人混みにかき消された。


藤「なまえ!!」

『あ!』


その声に振り向くと、藤丸が走って私の腕を掴んだ。


藤「Jは…っ?」

『行っちゃった…』


そう言うと、私の手を引いて抱き締めた。




[*前へ][次へ#]

7/8ページ

[戻る]


あきゅろす。
無料HPエムペ!