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ブラッディ・マンデイ
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藤「どうして早く言ってくれなかったんだよッ!!」

『言ったらッ!!
…何か変わるの…?』

藤「…なまえ」


頬に流れ落ちたものくらい、私はわかった。


『死ぬなんて嫌だよ…』


でも…、


『でも藤丸を忘れる方がもっと嫌だよッ!!』


両手で顔を隠して沢山の涙を流して泣いた。

私は死よりも藤丸やみんなを忘れる方がもっと怖い…。


藤「なまえ」


涙を隠していた手を優しくどかされて、目の前にいる藤丸と目を合わせた。


『好き…っ。
私、藤丸が好き…、んっ』


藤丸の顔が近づいて、藤丸の唇が私のそれに重なった。

そして顔が離れて、腕を引かれて抱きしめられた。


藤「…手術しよう」


藤丸の口からその言葉が出て来た。
不安になる私に優しい笑顔を向ける。


藤「例えなまえが俺を忘れても、何年かかっても思い出させてやる」

『藤丸…』

藤「だから…、手術受けよう。
俺もなまえが好きだから生きてて欲しい」

『…うんっ』


私達はお互い抱き締めあった。
まるで最後の一時を惜しむように…。



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