ブラッディ・マンデイ 5 響き渡った銃声の音とともに、私の横を藤丸と竜之介さんが倒れこんだ。 『藤丸ッ!!』 藤丸に駆け寄ると、藤丸は平気で起き上がったが、竜之介さんの方を見ると胸元に穴が空いていた。 『竜之介さんッ!!』 慌ててポケットに閉まっていたハンカチで傷口を押さえた。 藤「何してんだ?」 後ろに呆然と私達を見て立っている真子。 藤「どういう事だよ!安斎ッ!!」 藤丸の悲痛な叫び声が響いた。 マ「お友達が呼んでますよっ。 ……、K」 マヤは真子を見てKと呼んだ。 何かの間違いであって欲しいのに、現実は嘘をつけない。 『…真子が…、K…?』 真子がテロリストのリーダー。 私達の、最大の敵。 [*前へ] [戻る] |