ブラッディ・マンデイ 6 藤「あー…、またでいいや」 『何それ!』 藤「はいはい、早く帰りますよー」 『こら!先に行くなーっ!!』 勝手に自分だけ荷物を持って歩き始めた藤丸。 もう、いつも勝手なんだから!! 私も立ち上がって鞄を背負って藤丸を追いかけて、後ろからど突いてやった。 藤「危ねっ!!」 体のバランスを少し崩した藤丸の横を先に通って振り返った。 『勝手な藤丸が悪いんだよ』 藤「なまえ!待てよっ!!」 逃げる私を必死に追いかけて来る藤丸は、おかしくって笑っていた。 久々に走ったら少し藤丸に近づけた気がした。 どうか、この幸せが続きますように… [*前へ][次へ#] [戻る] |