ブラッディ・マンデイ 4 『いいの。 私が絶対に捕まえるから』 絶対に捕まえなきゃならないんだ。 手紙を鞄に閉まって、決意を固めた。 藤「なまえ、おいで」 『へ!?』 ベッドに座ってる藤丸が、両手を広げて私に腕の中に来いと言ってきた。 『…恥ずかしくないの?』 藤「〜っ、いーから来い!!」 『うわぁ!!』 乱暴に腕を引かれて、バランスを崩した私は藤丸の腕の中に包まれた。 藤「無理するな」 『…』 藤「俺はずっとお前の側にいるから」 『…ありがとう』 私が不安なのすぐにわかったんだ。 こういう時に幼なじみって凄いと思う。 『…音弥、大丈夫だよね?』 藤「あいつは何も関係ない」 『そう、だね…』 信じたい気持ちとは裏腹に、不安の波が押し寄せる。 J「僕らはー…、 血の繋がった兄弟なんだ」 Jの言葉を信じたくないのに…、 藤「もう寝よう」 『うん』 誰かお願い。 この気持ちを止めて…。 [*前へ] [戻る] |