ﾌﾞﾗｯﾃﾞｨ･ﾏﾝﾃﾞｲ
5
塞ぎこんだ藤丸に、遥ちゃんは口を開いた。
遥「お兄ちゃん達のやってる事、絶対正しいよ…」
藤「…うるせぇよ」
やっと笑ってくれた藤丸を見て、遥ちゃんも笑顔になった。
遥「お腹空いた!ケーキが食べたい!」
藤「またケーキかよ…っ」
『いいじゃんケーキ!』
呆れて笑う藤丸に私は抱きついた。
遥「でっかいのが欲しい!」
藤「でっかいの!?」
『私、チョコレートがいいな!』
遥「それ賛成!お兄ちゃん買ってきてよ!」
藤「今は無理だから!」
さっきまでの雰囲気とは違い、いつもの和やかな雰囲気に戻っていた。
こんな風に、毎日を楽しく過ごせたらいいのに…。
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