ブラッディ・マンデイ
6
背後から腹立たしい笑い声が聞こえた。
「美しいね、友情?」
ふざけた口調で私達をおちょくった。
『バカにしないで!!』
藤「お前らに殺されてたまるか!!」
私と藤丸は立ち上がってテロリスト達に怒りをぶつけた。
「じゃあ、使ってみる?
もう携帯もパソコンも、電波という電波は全て妨害したけど」
それでも藤丸は差し出された鞄を奪って地面に座り、パソコンを開いた。
『私の鞄は?』
「Jからの命令、お前はパソコンをいじるな」
『もし藤丸のパソコンに触れたら?』
「大切な友達が死ぬよ」
テロリストは、私に聞こえるように耳元で言った。
『…わかった』
自分でパソコンをいじらない限り赤目にはならない。
私を赤目にさせない事が目的なのね。
『藤丸、私も手伝う』
藤「あぁ」
隣に座って画面を覗き込んだ。
赤目が使えなくても、藤丸の補佐ぐらいなら出来る。
絶対に希望の光を掴んでみせる!!
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