ブラッディ・マンデイ 3 『もしもし…』 霧《霧島だ!今高木と一緒か!?》 『いえ、一緒では無いですけど…?』 霧島さんの慌てぶりに不安になった。 『藤丸がどうかしたんですか?』 霧《船木刑事は知ってるか?》 『一回だけ会った事は…』 霧《その船木刑事が殺された》 あの刑事さんが殺された…!? 霧《殺される前に船木刑事ともめていた高木が、重要参考人として追われている》 『もめたって何で!?』 霧《こっちの上の者が勝手に、高木さんの防犯カメラを妹さんに見せるように船木刑事を使ったんだ》 遥ちゃんにあのビデオを見せたの? 上の者が勝手に…? 霧《こちらも指揮系統が変わって戸惑っているんだ》 『そんなの知らないよ!!』 怒りがこみ上げて、怒鳴ってしまった。 『藤丸は私が守る。 あなた達なんか信用出来ない』 霧《みょうじ!落ち着け!》 その言葉に答えずに勝手に電話を切った。 [*前へ][次へ#] [戻る] |