ブラッディ・マンデイ
3
加「早く入れ!」
『うわぁ!!』
腕を引っ張られて中に入らされた。
加「勝手な行動はとるな!後ろにいろ!!」
『…はい』
加納さんに一喝され、私は大人しく藤丸の隣に座った。
藤「時間稼ぎなんか危ないだろ」
『ごめん。
それより、準備は出来た?』
藤「なまえのおかげでな」
画面を見ると、既に実行済みだった。
藤「よし!」
宗「さっきから、何してるの?」
後ろにいる宗方さんが、私達に聞いてきた。
藤「敵の通信網を乗っ取ったんです。
アナログ無線機は、パソコンでハッキングするのは無理だけど…」
『無線機とコードレスヘッドセットを繋ぐ、ブルートゥースなら侵入出来るんです!』
藤「そして、丸聞こえになった敵の通信音声から、リーダーの声をサンプリングし、偽の命令を奴らに聞かせてるんだ」
宗方さん達に説明をし終え、藤丸は指先でキーボードを打ち込んだ。
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