ブラッディ・マンデイ 6 『待ってよ!藤丸!』 階段を降りきった所で、藤丸が止まってくれた。 『どうして逃げるのよ』 藤「恥ずかしいだろっ! あんな写真見られたんだし!」 藤丸は顔を会わせるのも恥ずかしいのか、こっちに背を向けたまま。 藤「好きな女の写真くらい飾りたくなるんですー!」 『好きって…っ』 本当に私の事好きなんだ…。 藤「なまえ」 『何…?』 いきなり振り向いた藤丸は、私の頬にキスをした。 藤「あんま可愛い反応すんな! 押さえられなくなんだろーが!」 『え!?え!?』 頬を押さえて赤く染まる私を置いて、藤丸は家から出て行ってしまった。 『…私だって抑えられなくなっちゃうよっ』 こんなにも、藤丸の事が好きだから…。 [*前へ] [戻る] |