ブラッディ・マンデイ
10
これって…、
『藤丸!パソコンの型番と製造番号よ、これ!』
藤「…確かに、そうだ!」
『パソコンに一台一台つけられてる番号です。
要はパソコンの戸籍』
後ろにいる加納さん達に、分かりやすい説明してあげた。
加「このパソコンがどこにあるか調べられるか?」
『はい。
今、製造メーカーに侵入します』
キーボードを打ち込んで、製造メーカーに侵入し始めた。
警備は手薄で簡単に事は進んでいった。
『メーカーと照合出来ました。
今、パソコンの持ち主を調べます』
調べた結果が画面に表示された。
藤「…えっ」
『高木竜之介って…』
番号が竜之介さんのパソコン!?
藤「思い出した…」
『え?』
藤「親父が敷村教授からプレゼントされたパソコンだ」
加「つまり、お前んちのパソコンに、抗ウイルス剤の手がかりがあるってことか」
敷村教授が竜之介さんのパソコンに手がかりを残してあるの…?
藤「うちに…?」
―…
私と藤丸と宗方さんと南海さんと加納さんで、一緒に藤丸の家に向けて車を走らせた。
家にいる音弥達には事前に帰るように言って…。
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