ブラッディ・マンデイ 8 私の前に差し出された大きな手。 J「なまえ、こっちに来れば誰も君を除け者にしない。 君を責める奴から、僕が絶対に守る」 藤「なまえ!! 騙されるなッ!!」 藤丸が私の肩を掴んで揺さぶって必死に説得する。 …けど、 この手をとったら楽になれるの? 私は辛い思いから解放されるの? 藤「おい、なまえ!!」 Jを一直線に見つめて、ゆっくりと手を伸ばした。 …ごめんね、藤丸。 私は苦しくって堪らない。 コノ闇カラ解放サレタイ。 宝「私にはまだ闇が残ったまま…」 『ッ!!』 J「なまえ?」 この巧みな言葉に宝生さんはテロリストに仲間入りした。 でも、待ってるのは…、 『…悲しさ』 私は伸ばした手を、自分の頬に持っていって…。 ―…パンッ!! 乾いた音が店内に響いた。 [*前へ][次へ#] [戻る] |