[通常モード] [URL送信]

ブラッディ・マンデイ
8



私の前に差し出された大きな手。


J「なまえ、こっちに来れば誰も君を除け者にしない。
君を責める奴から、僕が絶対に守る」

藤「なまえ!!
騙されるなッ!!」


藤丸が私の肩を掴んで揺さぶって必死に説得する。



…けど、


この手をとったら楽になれるの?

私は辛い思いから解放されるの?


藤「おい、なまえ!!」


Jを一直線に見つめて、ゆっくりと手を伸ばした。



…ごめんね、藤丸。

私は苦しくって堪らない。






コノ闇カラ解放サレタイ。









宝「私にはまだ闇が残ったまま…」



『ッ!!』

J「なまえ?」


この巧みな言葉に宝生さんはテロリストに仲間入りした。

でも、待ってるのは…、


『…悲しさ』


私は伸ばした手を、自分の頬に持っていって…。



―…パンッ!!


乾いた音が店内に響いた。




[*前へ][次へ#]

8/9ページ

[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
無料HPエムペ!