ブラッディ・マンデイ 6 J「君のお父さんも言ってたよ?」 藤「…」 藤丸の上に重ねていた手に、微かな動きを感じた。 J「いずれ息子もわかってくれるだろうって」 藤「父さんは…、お前達に寝返ったていうのか!?」 J「だから既に僕達の側にいる。 敷村さんまで誘拐してくれて嬉しいよね」 敷…村…? 聞いたことが無い名前だ。 藤「敷村?」 そのワードに藤丸も引っかかったのか、Jに聞き返した。 J「もの凄い力を持った教授だよ!」 藤「……どうして… どうして、父さんがお前らに?」 顔を下げてストローをクルクル回していたJは、にんまりと口元を上げて顔を上げた。 J「聞きたい!? どうしよっかな〜?」 椅子に寄りかかって、答えを知ろうとする私達に少し焦らすJ。 J「病気の娘を助ける為だって!」 藤「『!?』」 病気の娘って…。 遥ちゃん!? [*前へ][次へ#] [戻る] |