ブラッディ・マンデイ
5
藤「何が言いたいんだ!
仲間になれって言うのか!?」
J「断っても無駄だよ?」
藤「脅しても無駄…ッ!!」
突然顔をしかめてお腹辺りを押さえた。
『大丈夫!?』
藤「これくらい…ぐッ」
『バカ!!無理しないでよ!!』
藤丸の手の上に自分の手を重ねて、一緒にお腹の部分を押さえる。
J「あ、ぁ〜?
痛め止めが切れちゃたみたいだね。
宝生が余計な事しちゃったからね〜」
痛みに耐える藤丸を見てニコニコ笑うJ。
藤丸が振り返ると、その後ろではマヤが、バーンと打ちマネして笑ってる。
J「それにしてもこの国は平和だね」
前に向き直すとJがお店に居る人達を見始めた。
J「もうすぐ凄い事が起こるっていうのに、誰もそんな事気にしてないみたいだ」
その表情には罪悪感の欠片も無い。
『…ッ』
こんな感情を持たない奴に世界が脅かされてるなんて、考えるだけで腹立たしい。
[*前へ][次へ#]
[戻る]
無料HPエムペ!