ブラッディ・マンデイ 3 暗い廊下を歩いて階段を降りると、一階の一部分だけは明かりがついていた。 藤「ごめん…」 『藤丸』 藤丸の声が聞こえて、ソッと壁に隠れて除くと、藤丸の他に音弥とあおいもいた。 音「電話が来た時は驚いたけど…、 無事でよかった」 椅子から立ち上がり、藤丸を見て笑みを浮かべた。 『…』 出て行くタイミングが見つからない私は、壁にもたれかかってしゃがみこんだ。 藤「落ち着いたか?」 横目で見ると、藤丸はあおいの顔を見て心配した表情になった。 ―パァンッ 静かな病院内に、その音は大きく聞こえた。 …あおいが藤丸の頬を叩いた。 [*前へ][次へ#] [戻る] |