ブラッディ・マンデイ 8 夢にすぎない甘い世界を頭から消すように、頭をブンブンと横に振った。 『いい?藤丸が何言ったか知らないけど、私達付き合ってないから!』 遥「じゃあ、あれもドッキリなわけ?!」 『うん。多分ね…』 何で付き合ってるなんて言ったかは知らないけど、遥ちゃんに誤解を招くような事はしないでよ。 遥「危なかったー。゛長年゛って言葉の後を言う所だったよ」 『私が遮ったから、長年までは聞こえてないと思うけど…』 遥「よかったー、安心して!なまえちゃんが長年のって事は言ってないから! 危なかった、話を聞いてただけで」 ―ガチャ ドアの開く音が聞こえて、バッと振り返ると、 藤「そろそろ、俺のなまえ返してくんない?」 ニヤニヤして私を見る藤丸。 コイツ〜ッ!!! [*前へ][次へ#] [戻る] |