ブラッディ・マンデイ 4 折原先生の無実がわかり、隣に歩く藤丸は楽しそうに音弥と電話。 藤「でさ!さっきの映像もんな、折原先生じゃなかった!」 『…』 …お父さん。 今、どこにいるの? 会いたいよ… 藤「…おい、なまえ」 『何?』 藤「ちょっと来い!」 音弥の電話を切って、突然走り出した藤丸。 『私が行ったって、意味は無いよ…』 バックのヒモを握りしめて、足を前に進めた瞬間… 「君は我々の神になる存在だ」 『…えっ』 耳からハッキリ聞こえた言葉。 だが、辺りを見渡しても私の近くには誰も居なかった。 『…?』 藤丸の姿を見失ってしまうため、私は気にはなったが、その場を後にした。 ―コツ…コツ… なまえの横の薄暗い路地裏から現れた人影は、なまえの後ろ姿を見て笑った。 「レッドはいずれ僕の物になるんだ」 茶色のパーマが当てられた髪の男は、口元を吊り上げた。 [*前へ][次へ#] [戻る] |