ブラッディ・マンデイ 3 足に感じた生暖かい感触。 恐る恐る下を見ると… 『きゃあっ!!』 びっくりして尻餅をついてしまった。 何故なら、 私の足には真っ赤な血がべったり付いていたから… 『…う、そ』 その血はお母さんから流れ出てる物だった。 止まる事を知らずにどんどん溢れ出る。 「お前のせいだ」 『え』 立ち尽くしていたお父さんがポツリと小さな声で呟いた。 私の、せい…? 「なまえ、昨日会社のパソコンにハッキングしただろ」 『…あ』 「イタズラで機密ファイルを消すため…」 グルンと私の方を向いたお父さんの顔は、普通の状態では無かった。 顔色は悪く、死んだような目で私を睨んだ。 [*前へ][次へ#] [戻る] |