ブラッディ・マンデイ 6 ―… 『ただいま』 気づいたら藤丸の家まで来て、自然にドアを開けて中に入っていた。 遥「なまえちゃん!!お帰り!!」 『ごめんね、遅くなって』 遥「平気、それより丁度、ご飯の支度終わったの!」 私の背中を押してリビングに連れていかれると、テーブルの上には美味しそうなご飯。 お腹が空いてる私は、香りだけでお腹が鳴りそうになった。 遥「お兄ちゃん呼んで来るね!」 『あ、待って!』 藤丸を呼びに行こうとした遥ちゃんを呼び止めた。 『私が、行く…』 遥「うん、わかった」 遥ちゃんをリビングに置いて、階段を一段一段上がって行く。 『…』 階段を上り終えて、藤丸の部屋のドアを軽くノックした。 ―コンコン だが、中から返事は返って来ない。 [*前へ][次へ#] [戻る] |