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どんでん返し





「つ、着いた………」




今日、やっとで着いた東京。
あー、昨日は大変だったなぁ。
なにわともあれ、





「まーくんとみーくんを捜さなきゃだ!」




まーくんからのメールでみーくんは昨日の時点で東京到着したらしい。







♂♀






「よし、帝人。ナンパをしよう!」
「三咲ちゃんを捜すのが優先でしょ」





つい先程、彼女から「東京到着」とメールが来た。
だから捜し途中なのにナンパとか…。






「そー言えば三咲とは大体10年ぶりだよな」
「あー、もうそんなに経つのかー」




確か公園の砂場で一人で遊んでる三咲ちゃんに紀田君が話しかけたんだよねー。「へい、彼女。俺達と遊ばない?」って。





「(そう考えると紀田君って昔っからナンパ癖が…)」
「カッコよくなった俺達を見てあいつ驚くぞ〜」
「…その自信はどこから?」





いやまぁ、あの頃と比べて変わった、と思うけど〜。紀田君なんて茶髪にピアスしてるし、きっとわからないと思うし。もしやそれが狙いなのでは?と思う。





「み、帝人!」
「どうしたの?三咲ちゃん見付かった?」
「前方に可愛い子ちゃんが……!」
「はぁ……」





そのまま紀田君はその子の所へ走って行った。うん、早いね。






「彼女一人〜?もしよかったらこれから俺とラブラブランデブーでもどお?」
「ふぇ?」





こちらを振り返った女の子は紀田君を見て驚いていた。




「わぁーお、お嬢さん可愛いね」
「……まーくん?」
「へ?」




‘まーくん’
そんな呼び方するのは一人しかいない。もしや……、





「三咲、か?」
「わぁ、やっぱりまーくんだ!久しぶりー!」
「(あ、あまりにも変わりすぎだろー!)」




結局、立場が逆になったって事?



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あきゅろす。
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