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しすぎの下準備





あれから受験だ何だとバタバタな日々が続き、今やっとでほとぼりがさめたとある日。いよいよ「東京だぁー!!!!!」と意気込む。
母さんに「東京に行っても頑張るのよ」と言われた、のはいいが……。






「女性の一人暮らしは非常に危険だな」
「そうね。せっかくの旅立ちですもの。私達でマイホームをプレゼントしましょう」
「ああ、それと何不自由ない金!」






父さん、母さん。
気持ちはありがたいが金持ち発言はあんまりじゃないかな…?ウチってそんな金あったっけ…?





「お金の件はお父様に頼む(脅す)として………」





あぁ、麗しきお祖父様……。ごめんなさい…。
取り合えず、まーくんにメールしよう。「今日中には到着ムリっぽいo(><)o」と。









♂♀






「うわっ、と。ごめんな……さい!」




どたん、とハデに尻餅をつく。
ああ、帰りたい。
両親の反対を押し切り、東京へ来たはいいが早くもこう思うとは……。






「よ、帝人!」





ふい、と振り向けばそこにいたのは「よっ」と片手をあげる、





「紀………、紀田〜〜〜君?」
「疑問形かよ!」




その後、彼の寒いギャグで紀田君と言う事が判明。





「あれ?三咲ちゃんは?」
「あ〜…、何か両親が暴走して到着が明日になるってよ」
「…仲良し家庭だね」




その後、東京案内は三咲ちゃんが明日来たらするらしい。



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