ありがとう、大好き
「かかかかかか、母さん!?泣かないで!?」
「ふぇ……」
いや、ふぇ……何てかわいらしい泣き方…。ママさんいくつ?
「だって……、ずっと後悔してたから。母さんのせいで三咲が死んじゃって、せめてもの償いに再び佐々木家として転生しようとして、それでもやっぱり………」
「母さん、ありがとう」
「三咲…?」
「そこまで私の事考えてくれて、ありがとう。また私を生んでくれて、ありがとう」
それに私が死んだのはあの女の子のせいだってこれっぽっちも思っていない。
むしろ女の子を守れて満足なんだから。
「だから母さん、そんなに気に悩む事ないと思うよ」
「三咲…。ありがとう、大好き」
わぁ、神に愛されたよ私。そして魔王にも……。
「東京に行っても頑張るのよ」
「! うん!」
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