関わっちゃいけない人
「どっか行ってみたいとこある?」
「うーん。東京とかあんまり分からないからなぁ……」
「池袋だし、サンシャインとか?」
「今から?俺と帝人と三咲で?」
「? う、うん」
三人でサンシャイン回るのに深い問題があるのだろうか、口ごもる紀田君。
「俺はいいけどよ………、あのなサンシャインてのは水族館とかナンジャタウンとかアミューズメントなパークがいっぱい入ってるわけよ」
「水族館かー」
隣で「行ってみたーい」と言う三咲ちゃんに紀田君は言う。
「彼女、もしくは彼氏連れで行けって事」
それからハッとして、
「もしや三咲、俺の彼女候補?」
「なぜそーなる」
それからなんやかんやで、
ドンッ
人にぶつかった。
「す、すみませ……」
謝ろうとしたら自分のバッグを取り早足にその場を後にした。彼女(らしき人)をおいて。
「みーくん、大丈夫?」
「ねぇ、紀田君アレが池袋人?カラーギャング!?」
「はぁ?ありゃちげぇだろ」
なんでも昔、抗争などがありそういったのは減ったらしい。以来、同じような色の服を着た人たちが集まったら速攻で警察が来る、らしい。
「じゃあ今の池袋って安全なの?」
「俺も半分は知ったかだから正確には解んねぇけど、ギャングや暴走族以外にも危ねぇ事は山ほどあるし、それに
―――一般人の中にも絶対手を出しちゃいけない奴が何人かいるから」
サイモン
ヘイワジマシズオ
オリハライザヤ
「まぁ、サイモンは温厚だからいいとして平和島静雄。もし見かけたら迷わず逃げろよ」
「オリハライザヤって人は?」
「絶対に関わるな」
それからダラーズとかなんとか。
「てか、三咲ちゃん。今の話し聞いてた?」
さっきから喋らずキョロキョロしてた、よね?
「うん!最近の池袋は平和な場所って事でしょ?ウザイ人とかダラダラな人がいたりするけど………」
「うん、全然ちがう」
「帝人、三咲!信号変わるぞ」
「あ、ごめん。今行………」
BRRRRRRR!!
「? 今のは…?」
「お前ら二人、ついてるな」
「へ?」
「??」
「上京初日に都市伝説を間近で見られるなんてな」
この街が歓迎してんのかもよ。
「先生ー、しつもーん」
黒バイは関わってもおk?
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かかわるきまんまん?まだみてい。
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