一 暑い中、 「あ、ツナ君!」 奇跡ちゃんに会った。 「こんにちわ、今日も暑いね」 「そうだね;奇跡ちゃんは買い物中?」 「と、思ったけど暑すぎてさ;今から帰って座禅して心を無にしようかと思って」 あー、つまり暑さで頭がショートしているってわけか。 大変だね; 「蒸れる!蒸れるの嫌い!」 「・・・・・・」 その人、まだ当分出そうにないから・・・。 「じゃあ今から俺ん家来ない?クーラーあるからさ」 「行く!」 途端に目を輝かせる。 まぁ、この暑い中、『クーラー』と聞くと誰だって目を輝かせるはずだ。 ―――――――――― 「ふぅ、暑かったー」 ようやく家につき、部屋の戸を開ける・・・。 ゴン 「・・・・・」 暗殺し疲れてバテている奴、一人。 「夏だからってこんな所で寝ると風邪ひくよ?」 ユサユサとランボを揺すり起こす奇跡ちゃん。 優しいんだなー。 「ちゃおっす、奇跡」 「ちゃおりん、リボーン君」 「って、お前は日本の夏を満喫してるな!」 . |