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オマケ




「奇跡ちゃん。一緒におにぎり握ろう?」
「え・・・?私なんかを誘っていいの?」




京子ちゃんが私を誘った事で少なくとも隣にいる友達―黒川花さん―がビックリしている。




「うん!花もいいよね?」
「わ、私はいいけど・・・」



―つか、京子。どうやって金剛さんと仲良くなったの?―
黒川さんが京子ちゃんに問い詰めた。




「ツナ君と奇跡ちゃんが友達でね・・・・・・・」



この前の事を簡単に黒川さんに説明をする。






―――――




「京子。おにぎり誰にあげるか決めてる?」
「ううん。食べたい人にあげる」
「あ、なら・・・、沢田にやれば?」
「ツナ君に?」




なんでだろうか?




「実はね、沢田って京子の事が好きなのよ」
「えぇ!そうなの!?」




初めて知った。
・・・と言う事は





「ライバルかー」
「え?まさかあんたも沢田を・・・」
「でも私負けないよ。京子ちゃんは初めての女友達だもん。ツナ君には絶対負けない!」
「・・・・・・」





‘そう言う意味じゃなくって・・・’

言うに言えない黒川花ちゃんの物語だった。
















「(あ。でも恋のキューピッドとしてツナ君を応援しちゃおうかなー?)」





そして分かってそうで分かってない奇跡ちゃんの物語でもある。



end

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