三
「一つ、交換しよ?」
「うん!」
京子ちゃんと奇跡ちゃんがおにぎりを交換しあう。
「あ・・・!ちょ・・・!」
「うまそうだな。俺達もいいか?」
「どうぞ」
そして山本と獄寺君もポイズンクッキングに手を伸ばし口へ・・・・。
「! 食べたら死ぬんだぞー!」
両手を振り上げてポイズンクッキングを弾く。
これで俺は京子ちゃんの好感を捨ててしまった・・・。
ズガン!
ズガン!
「う、あ・・・」
どこにいてどこから見ていたのか。
脳天とヘソに死ぬ気弾が打たれた。
「復活!
死ぬ気でおにぎりを食う!」
「今・・・・」
―勝利の女神が降臨した!―
誰かがそう呟いた。
―――――
<結局・・・?>
あの後、全てのおにぎりを食べ尽くし、今は男子全員(山本、獄寺除く)に疎まれている。
そして俺の言った『食べたら死ぬんだぞー!』は意外な方向へと流れて行ったのを俺は全く知らなかった。
「ツナ君積極的だったね!」
「そうね。あれは沢田なりの告白ね」
「そうかな〜?」
「絶対そうだよ!
あれはきっと『俺が京子から貰ったおにぎりを食った奴はぶっ殺すぞゴルァ!』って意味だよ!」
「あんた・・・。よく平気でそんな事言えるわね・・・」
今回の一件が終わった直後に、奇跡ちゃん達になぜか応援された。
「ツナ君。私応援してるね!」
「さすが十代目。男らしかったです」
「やるなー」
「?」
end
オマケ→
[*前へ][次へ#]
無料HPエムペ!